3.外国為替市場はどこにある?
具体的な場所はありません。バーチャルな存在です。
ニュースでは、「為替、ニューヨーク市場では○円で取引されています」「東京市場では円が値上がりし〜」など、外国為替市場の話題がでてきます。そのため、株の取引所のように人々が集まって通貨を取引していると思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、外国為替市場というものは、実際には存在しないのです。
株の場合と異なり、通貨は銀行をはじめとする金融機関どうしで買いたい人・売りたい人が電話やネットを通じて連絡をとりあい、取引(交換)を行っています。これをインターバンク市場(銀行間市場)といいます。通常、このインターバンク市場を外国為替市場と呼んでいます。そして、わたしたちは、このインターバンク市場に参加している金融機関を通じ、通貨を交換します。この通貨交換を為替取引といいます。
また、わたしたち一般消費者や企業と、インターバンク市場に参加している金融機関との取引を総称して、対顧客市場といいます。
でも、よく新聞で「円高によって景気が悪くなる」などと言われますね。それはどうしてなのでしょうか。たとえば、日本のメーカーが米国で乗用車を1万ドルで売っているとしましょう。1ドル100円の場合、1台売ったら100万円が手に入ります。ところが、円の価値があがって為替レートが1ドル95円になると、1台売っても95万円しか手に入りません。売上が減ってしまいます。すべての場合に「円高=円の価値が高くなる」ことがいいとは限らないのです。
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