モルガンスタンレー証券は、メイテック(9744)の投資判断を「Underweight」→「Overweight」へと2段階引き上げ、目標株価も1,000円→2,200円へと高めた。
これまで証券側では、株式市場が第2四半期から第3四半期頃の回復ストーリーに失望する可能性が高いとの見方から、「Underweight」としてきたものの、会社予想の下方修正と下期無配予想によって最大のネガティブ・カタリストは出尽くしたと判断。第3四半期決算の弱さも織り込み済みで、むしろ今後の回復を織り込んでおらず魅力的と評価。
同社に対してはマクロのR&Dと連動するため業績が安定しているとの誤解が多かったが、同社業績はR&Dではなく顧客である製造業界の景況感に連動しており、かつ遅行しているという事実認識が重要と指摘。同社は、「遅行シクリカル銘柄」に過ぎず、株式市場では今後の稼働率回復を株価に織り込んでいないと分析。
また、子会社メイテックフィルダーズにおける中長期的な競争激化や、わが国製造業のR&D拠点の海外移転リスクを否定できないものの、R&D派遣業界は技術者数がボトルネックとなっており、これらの点が同社の成長余地を限定的にした場合にでも循環的な回復や中長期的に安定的なキャッシュフローを創出する能力に大きな影響を及ぼすものではないとの見方を示している。 (H) |