立花証券は3月10日にシャープ(6753)の投資判断を「強気」と発表。
第10世代ガラス基板を加工する堺新工場を半年前倒しし、昨年10月から本格稼働させた。月産3万6千枚でフル稼働の状態が続いているが、今年のクリスマス商戦に間に合うように秋までに月産7万2千枚に増強する計画。
主要外販先のソニーも合弁工場である堺工場への出資比率は現在7%だが、2011年4月までに順次34%まで高め、シャープから調達量を増やすことになっている。シャープの液晶パネルの外販比率も昨年10〜12月期の40%程度から今年1〜3月期に50%を超える見込み。
結晶型太陽電池は年産能力550メガワットで、葛城工場での薄膜型太陽電池は160メガワットと合計710メガワットだが、今春から堺工場でも薄膜型太陽電池を年産160メガワットで生産する予定。将来は原発ほぼ1基分に相当する1,000メガワットまで拡大する考え。
薄膜型は結晶型に比べると使用するシリコンの量が100分の1で済むことから安く作れるが、変化効率は結晶型の15%超に比べ、アモルファス薄膜型は7%以下と低い。
しかし、堺工場で生産する薄膜型は「トリプル」と呼ばれ、変換効率を10%程度まで高めた太陽電池を量産する計画で、液晶パネルに次ぐ成長事業として注目されると紹介。
2010年3月期の営業利益500億円(黒字転換)、1株利益2円70銭。
2011年3月期の営業利益1,000億円(前期比2倍)、1株利益40円50銭と予想。(W) |