バリュー(Value)とは、直訳すると「価値」「真価」。バリュー投資とは、実態はもっと価値があるはずなのに、市場で割安に放置されている銘柄をこっそり購入、いつか見直されるのを待つという投資法です。
・一緒に学ぼうバリュー投資
(5)バランスシート
9月中間の決算発表が本格化してきました。決算短信を手に入れたら、経営成績や業績予想にだけ目を通すのではなく、財務諸表にも注意したいものです。今回はバリュー投資には欠かせないバランスシート(貸借対照表)の見方や株主資本比率の導き出し方を説明します。
バランスシート(図参照)はその名の通り、資産=資金の出口(右側)と負債+自己資本(株主資本)=資金の入口(左側)が必ず均衡を保つということが大前提で、その決算時の企業の財産状況を表します。
身近な例に言い換えるなら、私が300万円の自動車を購入したとき、頭金を100万円払って、残りをローンで支払う契約をしたとしましょう。300万円の自動車(資産)は、頭金100万円(資本)とローン200万円(負債)で表すことができます。自動車の購入を考える場合、もちろん借り入れたローンが少なく、返済する必要のない頭金が多ければ、それだけローン破産する可能性は低くなります。
同様に、企業が事業運営をする場合、それに必要な手段や道具(資産)をそろえるために使う・使ったお金のうち、資本の割合が高いほうが安全な(=財務内容の良い)企業と言うことができます。株主資本比率=自己資本÷資産×100(%)が高ければ高いほど、投資先としては適格です。
バリュー投資のターゲットとしては50%以上が最低条件といえるでしょうか。これは無借金経営を貫いているか、負債が極めて少ないと判断できる企業で、景気の好不調といった外部環境の変化や一時的な業績不振に、高い適応力を持つ企業といえます。





