兜町ネット

HOME ニュース・マーケット DreamVisor 株式 外国為替 商品先物

株式

酒田五法投資の心得

一、機に待つに即ち「仁」一、機に乗ずるに即ち「勇」一、機に転ずるに即ち「智」


 江戸時代、本間宗久によって編み出された酒田五法のうちでも上に書かれた三つの心得は、「三位伝」と呼ばれ、酒田五法の中でも秘伝中の秘伝として、伝えられています。その意味を読み解いてみましょう

 「仁」とはチャンスが来るまで努力して待つということ。そして、絶好のチャンスが来たら果敢に乗るのが「勇」であり、柔軟な対応ですぐに考えや気持ちを切り替えることが「智」となります。投資には、以上の3つが不可欠であると本間宗久は説いています。
 宗久が残した書物の内容は投資の技術だけでなく、相場の心得や哲学、人生訓に至るまで幅広く網羅しており、現代にも通用する名文が随所に登場しています。ここでは、本間宗久が説く相場の心得の中から、特に投資心理についてふれている部分をいくつか紹介しましょう。


商い利運仕当たる時、先ず大概に致し、取り留むるものなり。その節一両日休むべし。この休むを忘るる時は、何程利運に向きても、商い仕舞いの節は決して損出べし。

相場が思い通りに運び、利が乗ったときには、適当なところで手仕舞いをして、相場を冷静に見つめるために一両日は相場を休むことが大切。休むことを忘れて利を得ようとあせると、結局最後は損を出すことになる。

われ強気の節は人も強気と思うべし。われ弱気の節は人も弱気に片寄るなり。

自分が強気のときは、他人も強気になるし、自分が弱気になるときは、他人も弱気なるもの。こんなときは、三日間待って、人とは逆の行動を取るのが、相場(米相場)の極意。人と同じことをやっていたのでは、成功を手にすることはできない。

我一分の了見にて売り買い決して致す間敷くなり。三位の伝を表にし、立羽を極め、売買の内、一方を立て抜くべし。

自分の軽々しい判断で売買を行ってはならない。三位の伝に照らし合わせ、相場の状況(立羽)を考え抜き、方向が決まったら、買いか売りかどちらか一方を徹底的に行う(立て抜く)こと。

 このように、宗久は、今でも通じる相場感をしっかり持って、米相場に挑んだからこそ成功したといえます。ぜひ彼の言葉をしっかり受け止めて、相場に臨んでいただきたいと思います。


戻る
 

PR

NSJ日本証券新聞トップ紙面PDF-無料提供-

PR

ピックアップ・コンテンツ  

酒田五法は風林火山

相場ケイ線道の極意〜ローソク足チャート分析のバイブル〜

兜町ネットは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。最終決定は投資家ご自身の判断で行ってください。情報の正確性に関しては万全を期しておりますが、何らかの理由により誤りがある可能性があります。兜町ネットが提供した情報及び同サイトに掲載された情報により読者の方が損失を負われましても、日本証券新聞社及び情報提供会社は一切の責任を負いません。

Copyright (C) 2007 Nihon Securities Journal All rights reserved.